こんにちは、執筆担当で子育て奮闘中のチャン太郎(旦那)です。
今回は赤ちゃんのミルク作りに使う水として、水道水と並んでよく使われるRO水と天然水について徹底解説していきたいと思います。
- そもそもRO水 & 天然水とは?
- RO水 & 天然水の違いは?
- RO水 or 天然水のどちらがおすすめ
こういったことに疑問をお持ちの方にピッタリの内容となってます。
結論からいいますとミルク作りには、RO水が安全で一番おすすめです。
この記事を読めばRO水と天然水について理解が深まり、どういった水が赤ちゃんの健康にとってベストなのかが分かりますよ(^^♪
それでは早速本文にいってみましょう。
RO水とは?
簡単に説明しますと逆浸透膜と言われるフィルターに原水を通して、不純物をほぼ100%取り除いた水を指します。※ちなみにROはReverse Osmosisの略で訳して逆浸透
下記図のように不純物が混ざった水と、不純物が混じっていない純水を半透膜で区切ります。※半透膜とは水のような小さい分子だけが通るような膜
浸透は水分子が半透膜を通り不純物側に移動することで、この水に溶けた不純物の濃度を均一化させようとする現象になります。
RO水は先程の浸透圧より強い圧力をかけて、水分子だけを逆半透膜(RO膜)を通して取り出す方法になります。こういった技術で使う半透膜を逆半透膜(RO膜)と呼びます。
実際にRO水を作るフィルターはこういった形状をしてます。不純物の混ざった水は逆浸透膜を通って不純物が取り除かれ、中のパイプ管に純水が集められる構造。
取り除かれた不純物は濃縮水として排出されます。クロスフローろ過方式といって、逆浸透膜についた不純物を洗い流すような感じです。
天然水とは?
天然水は水質・水量が安定した水源から採水された自然の地下水になります。さらに採水した水は、沈殿・ろ過・加熱殺菌以外の処理を行ってはダメです。
『ナチュラルウォーター』と『ナチュラルミネラルウォーター』が、天然水(自然水)と呼ばれているものになります。
ここで注意していただきたいのが、『ミネラルウォーター』というのが天然水ではないということです。勘違いしている人が非常に多い💦
ミネラルウォーターは自然の中で採水した水に、ミネラル(主にナトリウム、カルシウム、マグネシウム、カリウム)を混ぜて品質を安定化させてます。
これら3種類の水を分かり易く表でまとめるとこんな感じです☟
引用元)農林水産省ミネラルウォーター類(容器入り飲用水)の品質表示ガイドライン
粉ミルク作りにはRO水と天然水どちらがいいの?
一番重要である安全面から見た場合、ズバリRO水になります。
それは自然界にはヒ素や水銀などの有害物質が、若干ではありますが存在しており天然水にも混ざっている可能性があるからです。特に湧き水は周辺環境の影響をもろに受けますので注意が必要です。
国内の天然水については、沈殿・ろ過・加熱殺菌処理を基本はしてますが、それでもどうしても小さな有害物質は通してしまいます。
対してRO水なら、逆浸透膜(RO膜)でほぼ全ての有害物質を取り除いていますので超安全です。
ただデメリットとしては味を演出するカルシウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウムまで逆浸透膜で取り除かれてしまうことになります。
身近にある水道水はミルク作りに使ってもイイの?こういった疑問をお持ちの方はコチラ☟
【調乳に安全な水が知りたい!】粉ミルクを作るのに水道水を使って大丈夫なの?
まとめ:調乳に使うなら安全な水を選ぼう♪
今回は赤ちゃんのミルク作りに使うのに、RO水か天然水のどちらが向いているのか徹底解説してきました。
ミルク作りにはズバリRO水が一番安全になります!
それは逆浸透膜(RO膜)により有害物質が取り除かれるからです。
対して天然水は自然界に存在する水になります。これにはほとんど手を加えられておりませんので、若干ですが有害物質は含まれてます。※ヒ素や水銀などは自然界にあたり前に存在
水道水に関しても配管に使われている鉛や、水を消毒する残留塩素の影響で発生するトリハロメタンが必ず含まれています。
それでは以上になります、最後までお読み下さりありがとうございました<(_ _)>