この記事は4輪ベビーカーの『シングルタイヤ』 or 『ダブルタイヤ』どちらの方が乗り心地がいいのか?悩んでいる人にオススメの内容となってます。
こんにちは、子育て奮闘中 & 執筆担当のチャン太郎(旦那)です。
今回は4輪ベビーカーの『シングルタイヤ』と『ダブルタイヤ』どちらが優れているんだろ?ということで調査していきました。
- シングルタイヤ ➔ タイヤが4個
- タブルタイヤ ➔ タイヤが8個
タイヤ数が多い後者の方が良いイメージがしますが・・実際のところ、どうなのだろう?
まず結論としましては、4輪のシングルタイヤの方が通常走行での乗り心地は優れてます。※ただ窪み・溝があるポイントでは4輪ダブルタイヤの方が有利になってきます。
新生児から使用できる一般的にA型といわれるベビーカーは、平気で50,000円以上もするので失敗は絶対したくないです(+_+)
この記事では使用した感覚だけでは無く、数値も交えて○良い・△イマイチ・×悪いを伝えていけたらと思ってます。
どうしても感覚だけは個人のさじ加減で変わってきますので・・
それではいきましょう
記事の概要
- ベビーカー4輪シングルタイヤの走行性と静音性は?
- ベビーカー4輪ダブルタイヤの走行性と静音性は?
- ベビーカーはシングルタイヤとダブルタイヤのどちらがいいのか?
- まとめ
この流れでいきたいと思います
この記事を読めばシングル or ダブルタイヤの特徴についてバッチリ分かりますよ(*’ω’*)
少しでもベビーカーを選ぶお手伝いが出来れば幸いです。
※この記事での実験はチャン太郎が独自で実施しているものになります。測定方法と測定精度を保証するものではありませんので、参考程度にお願いしますね。
早速本文で説明していきましょう
ベビーカー4輪シングルタイヤの走行性と静音性は?
シングルタイヤの代表格といえばまずピジョンでしょう。
その中でも比較的人気な『ランフィRA09』というモデルを使用して、走行性と静音性をみていきましょう。
このポイントを制することが乗り心地の良さに繋がってきます。
ベビーカー ランフィの走行性について
走行性ですが下記3項目を評価していきます☟
- ベビーカーを押す力
- ベビーカーの振動・衝撃
- 窪み、溝での走行状態
ベビーカーには子供に見立てた10kgのお米を載せます。
ベビーカーを押す力
ベビーカーを押す力ですが、そんなに力を入れずにスムーズに押せるかどうかがポイントになってきます。
結論としましてシングルタイヤは、アスファルト走行時はストレスなく楽々押すことができます。ただ石畳では隙間に車輪が挟まり引っ掛かるので、瞬間瞬間で大きな負荷が掛かります。
アスファルトと石畳のボコボコ道で実際押した力を荷重計測器で測定してみました。
・アスファルト
アスファルトの路面でベビーカーを押したところ、0.15kgと小さな負荷で押すことができました。
凄く軽いので、楽々と押すことができます。
シングルタイヤは地面との接触部が少なく、押した方向にスムーズにタイヤがついていくので余計な力を掛けずに走行させることができます。
タイヤ径も16.5~18㎝と大きいので、凸凹のアスファルト面を容易に乗り越えられます。
・石畳
石畳でベビーカーを押したところ、ポイント的に0.7kgの負荷になりました。アスファルトと比較して高い値となってます。
ベビーカーの振動・衝撃
ピジョンのシングルタイヤは、走行時どれぐらいの振動・衝撃なのか?気になりますよね(‘;’)
これは乗り心地に直結するのでちょー重要です。
結論としましてシングルタイヤは、振動・衝撃が少ないので赤ちゃんにストレスが掛かりにくいです。
シングルタイヤは
- タイヤ径が16.5~18㎝と大きいので、路面の凸凹を容易に乗り越えられる。
- 両側にタイヤが1つずつしかついていないので、走行時ブレ※1.にくい。
ってな感じになります。
※1.走行時のタイヤのブレについては、シングルの方が断然小さいことが下記実験数値から分かります。
引用元:ピジョン公式サイトより(https://pigeon-htravel.com/single/)
実際にシングルタイヤの振動・衝撃を調査☟
一番よくありがちな凸凹のアスファルトで、振動と衝撃値を下記写真の計測器で測定していきました。
【結果】ですが、緑色の総力線を見て下さい。
下記グラフ白丸部の突発的に砂利に引っ掛かり衝撃値が上昇したところを除くと、大体0.8~1.4(G)※1.ぐらいを推移してます。
手に掛かる瞬間の負荷としては4〜7kgぐらい※2.なので、振動・衝撃はそこまでチャン太郎的には感じなかったです。
※1.衝撃値はGで表されます。難しく考えることなく、よくパイロットがG(ジー)を感じるといいますがそれのことです。数値が高ければ高い程衝撃が大きくなります。
※2.負荷は『ベビーカーの重量5.3kg』×『受ける衝撃(G)』で求められます。
窪み、溝での走行状態?
上記ような溝カバーの隙間や、窪みがある路面での走行テストをしました。
ズバリ結論としまして、シングルタイヤは溝・窪みにちょー弱いです。
正直1つのタイヤが落ちたらアウトで、持ち上げて引っ張りださないかぎり走行できませんね(-“-)
ベビーカー ランフィの静音性について
ベビーカーの走行時に発生する音についても調査していきました。
振動と衝撃だけなく、この音も気にされる方も多いのではないでしょうか?
Pigeonランフィの走行音ですが、50(dB)中盤ぐらいで換気扇の音レベル※1.ぐらい。外で聞く分には全然問題無いぐらいの静かさでした。
※1.周囲の騒音レベルになります☟基準にして下さい
引用元: 騒音の基礎知識より(www.city.gifu.lg.jp/secure/6589/soukiso.pdf)
これが一番のポイント☟
シングルタイヤは両側にタイヤが1つずつしかついていないので、走行時ブレにくいことが音の静かさに繋がってきていると思われます。
実際に騒音計を使用して走行音を調査していきました。
【測定内容】
アスファルトと石畳の両方で、ベビーカーから1〜3mの距離範囲内で騒音計(dB)で測定していきます。
【結果】
- アスファルト:平均値 50(dB)中盤ぐらい
- 石畳:平均値 50(dB)前半ぐらい
チャン太郎の所感としては、これぐらいの音だと全然気にならないレベルだと思います。
ベビーカー4輪ダブルタイヤの走行性と静音性は?
それでは次に4輪ダブルタイヤになります。
4輪ダブルタイヤのベビーカーといえば、アップリカではないでしょうか(*’ω’*)
その中でも人気のラクーナシリーズ(エアリアモデル)を使って、走行性と静音性をみていきましょう。
ベビーカーラクーナの走行性について
まずは走行性をみていきましょう。
前章のピジョンと同様で下記3項目を評価していきます。
- ベビーカーを押す力
- ベビーカーの振動・衝撃
- 窪み、溝での走行状態
ベビーカーには10kgのお米を載せておきます。
ベビーカーを押す力
4輪のダブルタイヤでは押す力はどの程度か?みていきましょう。
結論としましては、アスファルトの上では0.35kgの負荷が掛かりました。石畳でも同じぐらいの負荷でした。
感覚的には正直ちょっと重たく感じます💧
タイヤ径が14㎝と小さいので、基本的に凸凹を乗り越える際に力がいります。
あとダブルタイヤだと左右に車輪がブレますので、それを抑制するのに力を掛けなくてはダメです。
石畳走行の際は、石同士の隙間に車輪がハマる(引っ掛かる)ことがなかったです。車輪の幅が大きいとこの点は有利ですね。
実際に荷重測定器で押す力を測定していきました。
・アスファルトでの走行
0.35kgの力でベビーカーを押すことができました。
アスファルト路面の凹凸を14㎝の車輪で乗り越える際に力が掛かるのと、ダブルタイヤ特有の車輪ブレにより重く感じます。
・石畳での走行
石畳走行時は0.45kgでベビーカーを押すことができました。アスファルトとそんなに変わらないです。
ダブルタイヤは車輪幅が大きいので、石畳の隙間にハマることなく走行できました。
ベビーカーの振動・衝撃
アスファルト走行時の振動と衝撃をみていきました。
ぶっちゃけダブルタイヤは振動・衝撃は大きいです。走行時、少し手が痺れるぐらいです。
これはダブルタイヤの左右のタイヤのブレが一番影響しています。
実際にアスファルト走行時の振動・衝撃値を測定器で計測していきました。
緑色の総力線を見て下さい。
衝撃値ですが0.8~1.7(G)で、受ける負荷は4〜9kgになりました。
振動・衝撃はシングルタイヤより結果として大きくなりました。
窪み、溝での走行状態
4輪ダブルタイヤの窪み、溝での走行性をみていきました。
流石にタイヤ幅が大きいので、少しぐらいの窪み・溝だとハマることは無いですね。
写真のように赤丸の内側 or 外側のタイヤどちらかが接触し、車輪の脱落を防ぐ感じです(^^♪
ベビーカー ラクーナの静音性について
走行時の音について調査していきましょう。
結論からいいますとうるさいです。
よく街中にあるアスファルト・石畳の路面で走行テストをしたのですが、ダブルタイヤの左右の車輪がブレることによって発生する振動音が一番の原因だと分かりました。
実際騒音計にて測定した結果になります。
アスファルトと石畳ともに60(dB)を超えてきてます。このレベルの音は掃除機、トイレの流す音に匹敵してきますのでうるさいです。
ベビーカーはシングルタイヤとダブルタイヤのどちらがいいのか?
ここまでPigeonランフィの『シングルタイヤ』と、Apricaラクーナの『ダブルタイヤ』で比較してきました。
それぞれのメリット・デメリットが分かるように一覧にしてみましょう。
シングルタイヤ | ダブルタイヤ | |
ベビーカーを押す力 | アスファルト ○ 石畳 × |
アスファルト × 石畳 ○ |
走行時の振動・衝撃 | 衝撃小さい ○ | 衝撃大きい × |
窪み・溝での走行 | 溝にハマり易い × | 溝にハマりにくい ○ |
走行時の静音性 | 静か ○ | うるさい × |
シングルタイヤの方がメリットが多いです。
その中でもアスファルトで
- 押す力が小さい
- 振動・衝撃が小さい
- 走行音が小さい
っていうのが物凄くおすすめポイントだと思います。
それは街中をみても圧倒的にアスファルト路面が多いからです。
溝などタイヤがハマりそうなところは、避けることができる場合が多いですし・・
まとめ:メリット、デメリットを調査し使用環境に合ったベビーカーを選ぼう!
まあ結局のところ一番重要なのは、周囲の環境に合ったベビーカーを選ぶことだと思います。
メリットが多い分シングルタイヤばかりをおすすめしましたが、ダブルタイヤにしか無い良いところがあります。
高い買い物ですのでじっくり考えて購入しましょう!
というわけで今回はベビーカー『シングルタイヤ』と『ダブルタイヤ』の比較ということで、記事にまとめてみました。
ベビーカー購入を検討されている方のお助けになれれば幸いです(*’ω’*)
それでは最後までお付き合いいただきありがとうございました。