こんにちは、執筆担当 & 子育て奮闘中のチャン太郎(旦那)です🐶
今回は赤ちゃんがミルクポンを誤って飲んでしまったけど・・コレって
- 健康を害してしまうものなの?
- どう対処したらいいの?
- そもそもミルクポン自体に危険な成分が含まれているの?
こういった疑問にお答えしていきます。
この記事を読めばミルクポンの中身(成分)から、誤飲した時の対処方法までバッチリ分かりますよ!
実際問題に直面した方はもちろんのこと、そうでない方も予備知識として頭に入れておく必要があります。
- ミルクポンの成分について
- ミルクポンを誤飲してしまったけど大丈夫?対処方法は?
- まとめ
それでは早速本文を説明していきます。
ミルクポンの成分について
まずはミルクポンの成分について触れていきます。薬剤を取り扱う上で中身を知ることは重要です。
ミルクポンには液体と顆粒タイプがありますので、それぞれ分けてみていきましょう。
ミルクポン液体タイプ
ミルクポン液体タイプですが、主成分が次亜塩素酸ナトリウムになります。
原液の状態では濃度が1w/v%(10,000ppm)。これはお風呂やキッチンでよく使用されるハイター6w/v%(60,000ppm)と比較しても、低濃度で安全な薬剤となってます。
さらに哺乳瓶の消毒・除菌には、この原液を80倍(125ppm)に希釈して使用しますのでより安全です。
成分としてはph9.3の弱アルカリ性なので、これは体に優しく中性に近い領域となります。
☞ミルクポン液体タイプの原液と80倍希釈液のphを測定してみた
ミルクポン顆粒タイプ
ミルクポンS顆粒タイプは、主成分がジクロロイソシアヌル酸ナトリウムになります。
これが水に溶けると、成分が変わり次亜塩素酸水になります。
そして哺乳瓶用の除菌液を作るのには、1包750mgを2〜4Lの水に溶かします。これで濃度が240ppm(2L)~150ppm(4L)の次亜塩素酸水が出来上がります。
この液体ですがph7.0の微酸性〜中性の領域でかなり安全です。なぜなら人肌も弱酸性で保たれているからです。
ミルクポンを誤飲してしまったけど大丈夫?対処方法は?
ミルクポン誤飲時の対処方法
ミルクポンを赤ちゃんが間違って飲んでしまった場合はすぐにミルクや生卵、そして水を摂取するようにして下さい。※不安なら医師にも相談しましょう
塩素成分を体内で塩に変化させ、無害にしていく必要があります。
ただここでちょっと安心して欲しいのが・・
ミルクポンの原液30mlを、赤ちゃんが一度に飲んでも恐らく問題は無いという実験結果が出ているのも事実です。
こういったテストレポートが出てはいますが、誤飲した場合はしっかりと先程の手順で対応するようにしましょう(‘◇’)ゞ
特に原液や顆粒は、希釈したものより危険性が高いです。当たり前ですが・・
あとミルクポンはチャイルドプルーフ機構になっていないので注意が必要です。なので赤ちゃんの手が届かない場所に置いて管理することが重要です。
チャイルドプルーフとは?
チャイルドプルーフとは、赤ちゃんが勝手に封を開けられないような仕組みのことをいいます。
例えば他メーカーで類似商品のミルトンが採用しているものだと
- 液体タイプならキャップのボトルを押しながらでないと回すことができない
- 固体タイプなら包み紙を手で破ることができない
こういったことが挙げられます。
残念ながらこのチャイルドプルーフがミルクポンだとついていないのです。
ミルクポンS顆粒タイプの包み紙は手で切れてしまいます。これだと赤ちゃんが中身を簡単に取り出してしまうでしょう(*_*)
次にミルクポン消毒液タイプのボトルですが、これもキャップ(蓋)をただ回すだけで開いちゃいます💦かなり強い力で締めておけば大丈夫かもしれませんが・・軽く締めるだけでは赤ちゃんが容易に開けてしまいます。
まとめ:ミルクポンを飲んだ場合は慌てず対処しよう!
それではまとめていきましょう
今回はミルクポンを誤って飲んでしまった場合、それが赤ちゃんの健康に影響するのか?
また対処方法はどうしたらいいのか?について解説していきました。
誤飲による赤ちゃんの健康に影響は?
ミルクポンの原液30ml/回 相当を、赤ちゃんが摂取しても健康異常は出ないであろうという試験結果がでています。
それでも健康面において120%イイわけがないので、口に入れるのは絶対止めましょう!
誤飲した際の対処方法は?
もし赤ちゃんが飲んでしまった際は、ミルク・生卵・水を摂取させましょう。胃の中を浄化させていきます(*‘∀‘) もちろんそれと同時に医師に相談も必要です。
それぞれ希釈前のミルクポンS顆粒750mgと、ミルクポン消毒液の原液(1w/v%)を飲んだ場合は特に要注意ですね。しっかり上記対応をしましょう!
まあ我々親がしっかり管理できていれば、ミルクポンは安全な薬剤ですので効果的に使っていきましょう。