皆さまこんにちは、子育て奮闘中 & 執筆担当の旦那チャン太郎です🐶
今回は電気ポットを使った、赤ちゃんが飲むミルクの作り方について徹底解説していきます。
- ミルクに使う安全なお湯は作れるの?
- 簡単に作ることができるの?
- 時間的に早く作れるの?
結論からいいますと電気ポットはお湯が保温できますので、いつでもすぐに使えて便利です。ただ作ったミルクを冷やすのに時間がかかりますのでそこが難点。
授乳回数が減ってくる1歳~におすすめの方法になります。
多い時で1日8回以上(その内夜中2~3回)与えるミルク、できるだけ簡単で早く作れる方法でやりたいのは誰しも思うところ・・
この記事を読めば、電気ポットを使ってミルク作りをするメリット・デメリットが全て分かりますよ♪
それでは早速本文にいってみましょう
電気ポットで粉ミルクを作る前準備
電気ポットでミルク作りをする前に準備が必要になります。
粉ミルクと道具は当然準備するとして、もう1つ準備すべき重要なものは粉ミルクを溶かすお湯になります。
使うお湯は水道水を10分以上沸騰させて、残留塩素(カルキ)とトリハロメタンを抜く必要があります。残留塩素は臭いや味が悪くなりますし、トリハロメタンは発ガン性のある物質になります。
詳細を知りたい方は下記参照☟
赤ちゃんに悪影響!ミルクを作る水道水に含まれるトリハロメタンとは?除去方法は?
電気ポットを使って、この残留塩素とトリハロメタンを除去することは可能です。
ただ電気ポットでも再沸騰(カルキ抜き)ができる仕様のものが必要です。今回は象印のVE電気まほうびん『優等生CV-TY22型』を使います。
それでは残留塩素とトリハロメタンを取り除く手順を解説していきます。
まず100度まで水道水を沸かしますが、この時点でカルキ抜き機能により3分間の沸騰は既にできている状態です。
なのであと2回再沸騰させる必要があります。100➔98度に下げて再沸騰3分間を繰り返すことで、大体合計が10分ぐらいになります。※注)再沸騰時間は使用する電気ポットによって違いますのでここは確認しておきましょう。
電気ポットだと比較的長い時間沸騰させることができるので、ミルク作りに使うお湯を作ることができます。
対して電気ケトルだと長時間沸騰させる機能がないので、事前にやかんや鍋で沸かして湯冷ましを作る必要があります。この点に関しては電気ポットの方が優れてますね♪
☞【簡単・安全に調乳できる!?】電気ケトルでの粉ミルクの作り方を徹底解説
電気ポットを使った粉ミルクの作り方について
それでは電気ポットでお湯が準備できたところで、次は実際にミルクを作っていきましょう。
先程も紹介しましたが、使う電気ポットは象印のVE電気まほうびん『優等生CV-TY22型』になります。
- 98、80、70度に保温設定可能
- 再沸騰(カルキ抜き)可能
- 容量が2.2L
温度設定は80度があればOK!なぜ80度か?といいますと、粉ミルクに含まれる雑菌を死滅させれる温度が70度なので余裕をもった温度にしてます。
90 or 100度でもいいのですが、これだと冷ますのに時間がかかりますので80度にしているワケです✨☞なぜ80度以上にしたほうがいいの?
再沸騰は前章で説明した通り、残留塩素(カルキ)とトリハロメタンを抜くのに必要になります。
容量は2L以上の商品を選んでおくと安心です。赤ちゃんが1日に飲むミルク量ですが、多い時で1Lを超える場合がありますのでこの辺を考慮しておきましょう。
ミルクを作る手順
200mlのミルクの作り方を例にあげて解説していきたいと思います。
- 80度で保温のお湯を準備
- 哺乳瓶に粉ミルクを入れお湯を100ml投入※1.
- お湯を投入後すぐ30秒間混ぜる
- 追加でお湯を100ml投入※1.
- 氷水につけて34~40度に冷やす(所要時間約5分※2.)
注)※1.と※2.は作る量によって変わります。
冷やす前温度 | 冷やした後温度 | 所要時間 | |
40ml | 71.8度 | 38.2度 | 1分40秒 |
80ml | 72.6度 | 38.0度 | 2分30秒 |
120ml | 74.4度 | 38.4度 | 3分20秒 |
160ml | 73.5度 | 38.0度 | 4分10秒 |
200ml | 73.8度 | 38.0度 | 4分40秒 |
【安全面】
この作り方だと、水道水に含まれる残留塩素(カルキ)とトリハロメタンはほぼ除去できます。
しかし有害物質の鉛、水銀、カドミウムまでは除去できないです。これらは微量なので問題は無いとは言われますが・・ただ赤ちゃんに飲ませるものなので気になるところではあります。
【作業性】
電気ポットは24時間好きな時にいつでもお湯が使えますので便利です。
残留塩素(カルキ)とトリハロメタンを抜く作業と、ミルクを冷やす容器と氷水を段取りするのが面倒です。
【所要時間】
氷水でミルクを飲み頃の34~40度まで冷ます時間が意外とかかります。量が200mlになってくると5分もかかる。
粉ミルク作りには電気ポットの温度設定70度より80度が必要
まず粉ミルクに含まれるサカザキ菌やサルモネラ菌などの雑菌類を倒すには、70度以上の温度が必要になってきます。
ということから粉ミルク作りには、一般的に70度のお湯がすすめられることが多いですが・・でも正確には安全をみて80度以上で作るべきかと思います。
それは70度で作った場合、お湯を注いだ瞬間に哺乳瓶に温度を奪われてしまい、実際は70度を大きく下回るからです。
粉ミルクを作る温度について詳しく知りたい方はコチラ☟
【調乳で温度は1番重要!】粉ミルクに使うお湯の温度を70度以上にする理由は?
まとめ:1歳~の調乳に使うお湯は電気ポットで作ろう
電気ポットを使ったミルクの作り方について解説してきました。
電気ポットならミルクを作る温度80度でお湯を保温できますので、24時間いつでもすぐに使うことができます。
ただ残留塩素(カルキ)とトリハロメタンを抜く作業が面倒なのと、作ったミルクを冷やすのに時間がかかるのが難点です。
肝心の安全面については、残留塩素(カルキ)と発ガン性のあるトリハロメタンは除去はできますが・・ただ有害物質として含まれる鉛、水銀、カドミウムまでは除去はできません。含まれる量は微量ですが、正直赤ちゃんに飲ますには少し抵抗があります💦
0~1歳のミルク作りなら電気ポットよりRO水のウォーターサーバーを使用することをおすすめします。ちなみに1歳~だと授乳回数が減ってきている時期なので電気ポットでもOK!
赤ちゃんの年齢にあった方法でミルク作りをすると、ママのストレスが軽減できるし、赤ちゃんにとっても悪影響のないミルクを与えることができますね(^^♪