こんにちは、子育て奮闘中 & 執筆担当のチャン太郎(旦那)です🐶
今回は粉ミルクが100%ダマにならない作り方を徹底解説していきたいと思います。
粉ミルクを作る際に哺乳瓶の底で粉が固まってしまうと・・
- 何回もかき混ぜる必要があり素早くミルクを作れない
- 哺乳瓶底で固まったミルクを洗うのが大変
- ダマがあると濃度が薄いミルクになってしまう ☞濃度が適正でないとどうなるの?
こういったことでお悩みの方にぜひ読んでいただきたい内容となってます。
結論からいいますと粉ミルクに適温・適量のお湯を投入して、すぐにかき混ぜると100%ダマになることはないです。
お腹が減ったと泣き叫ぶ赤ちゃんを横に、ミルクを溶かすのに悪戦苦闘している場合ではないです💦
この記事を読めば毎回ダマにならずに早くミルクを作ることができますよ。ホント正しいやり方を知ってるか、知らないかだけの違いだけです!
それでは早速本文にいってみましょう。
粉ミルクはなぜダマになるの?
そもそも何も考えなしにお湯を注いでしまうと、粉ミルクはなぜダマになりやすいのでしょうか?
それは粉ミルクにダマになりやすい成分がたくさん含まれているからになります。
溶け残った粉ミルクに特殊なワープサーチライトをあてると、色が脂質分を示す黄色になりました。これを見れば脂質が多く含まれているのが分かります。
溶けにくい脂肪分が固まって、お湯を入れる前に粉が乾燥した状態でダマになっている場合が多いです。
ここにお湯を注ぐとそのまま粉ミルクのダマが残ってしまい、粉自体が分散しにくい(つまり溶けにくい)状態となってしまいます。
最初にふるいにかけて、さらさらの粉末状にしておくことでダマにはなりにくくなりますが・・こんな面倒な作業を毎回やりたくないですよね(*_*;
でんぷんはお湯を入れると、とろみのある糊(のり)になります。だいたい60度ぐらいの温度が一番粘り気が出やすい💦
何も考えずにお湯を入れると、このでんぷん糊が哺乳瓶の底にベタっとくっつきダマとなり溶け残りになってしまうワケです。
いったんダマになってしまうと・・哺乳瓶を回転させたり、上下に振ったりするだけでは中々溶けません。
ということでこういったことにならないように、ほぼ100%ダマにならない方法を解説していきます。
粉ミルクが溶けやすい溶かし方は?(溶ける温度・お湯の量・混ぜるまでの時間)
粉ミルクがダマにならないようにするには、3つのポイントがあります。
- 粉ミルクを溶かすお湯の温度
- 粉ミルクを溶かすお湯の量
- 粉ミルクにお湯を投入してから混ぜるまでの時間
それでは順番に説明していきましょう
粉ミルクを溶かすお湯の温度
粉ミルクを溶かすお湯の温度は最低80度以上が基本になってきます。
それは脂質やでんぷんを溶かすには高温のお湯の方が有利なのと、ミルクに含まれるサカザキ菌やサルモネラ菌をやっつけることができる温度が70度以上だからです。
お湯の温度を80度にしているのは、哺乳瓶や冷たい空気に触れることで一気に温度が下がってしまうので余裕を持った設定にしているワケ。
サカザキ菌やサルモネラ菌に感染すると大変なことに☟
雑菌から赤ちゃんを守る!粉ミルクに混入するサカザキ菌とサルモネラ菌の症状と予防方法
粉ミルクを溶かすお湯の量
粉ミルクを溶かすお湯の量は、多過ぎるとダマになる原因になります。
それは哺乳瓶を回転させても、大量のお湯が邪魔してしっかり粉と混ざり合わないからです(-_-;)
逆にお湯の量が少ないと、哺乳瓶を回転させた時しゃかしゃかとお湯が動き回り、粉と混ざり合いやすい(^^♪
こんな感じです、イメージがつきますでしょうか。
ということで作るミルク量(ml)に対して、粉を溶かすことができるベストなお湯量(ml)を一覧表にしてみました。また70度以上をキープできているか?80度のお湯投入後の温度と、粉が溶けたあとに追加するお湯量(ml)を記載。
ちなみに使った粉ミルクは明治のほほえみで、30秒ほど哺乳瓶を回転させました。作る量が~140mlまでは容量160mlの哺乳瓶、160〜200mlは容量240mlの物になります。
お湯が少ないと混ぜやすいのですが、その分投入後の温度が70度以下になってしまいます。ギリギリ70度以上を保てるお湯量で、粉ミルクを溶かすのがポイントです。
この一覧表に記載されているお湯量(ml)だと、哺乳瓶を回転させるだけでOKです!哺乳瓶を上下方向に振る必要はありません。
粉ミルクにお湯を投入してから混ぜるまでの時間
粉ミルクにお湯を投入したら20秒以内に混ぜましょう。
実験してみましたが80度のお湯を投入して30秒を超えてきますと、粉ミルクにお湯が浸透してきます。そうなると哺乳瓶の底に、糊状のダマになった粉ミルクがべったりと張り付いた状態に・・
こうなってくると哺乳瓶をいくら回転させても溶けることはないです。
これまでの内容をまとめますと、粉ミルクを作る手順はこんな感じですね。
- 『混ぜるとダマにならないお湯量』の一覧表を参考に、お湯を適量入れ哺乳瓶を30秒間回転させる。
- 足らず分のお湯を追加し、哺乳瓶を軽く回転させる。
- 氷水に哺乳瓶を投入し、34〜40度の飲み頃までミルクを冷やして完成!
今回は一番王道の作り方で、ミルクがダマにならない方法を解説してきました。
ただ湯冷ましやウォーターサーバーを使うと、ダマならずにもっと早く簡単にミルクを作ることができます。これはホント参考になる☟
【安全で最速の調乳方法】ミルクを水で割るやり方とは?ウォーターサーバーでも出来る♪
まとめ:粉ミルクが溶け残りしないようにお湯の温度と混ぜるタイミングに注意しよう!
それでは最後にまとめていきましょう(‘ω’)ノ
粉ミルクがダマにならないようにするためには・・
- 粉ミルクを溶かすお湯の温度は80度以上
- 粉ミルクを溶かすお湯の量はなるべく少なくする
- 粉ミルクにお湯を投入したら20秒以内に混ぜる
2つ目は、記事内の『混ぜるとダマにならないお湯量』一覧表を参考にして下さい。お湯の量を少なくし過ぎると、哺乳瓶に投入した瞬間に温度が70度を大きく下回る危険性があります。
サカザキ菌やサルモネラ菌の感染予防に、お湯の温度70度以上はキープしたいところです。
いったん粉ミルクがダマになってしまうと、哺乳瓶をぐるぐる回すだけでは絶対溶けません。スプーンやかきまぜ棒が必要になってきます。