こんにちは、執筆担当 & 絶賛子育て奮闘中のチャン太郎(旦那)です🐶
今回は『ミルトンを買ってはいけない』という意見がありますが、その真相を調査していきました。
いきなり結論からいっちゃいますとミルトンは買ってはいけないどころか、なくてはならないものです。絶対必要!
この記事ではまず何故ミルトンが必要なのか?また買ってはいけないという噂が何故ネットやSNSで流れているのか?・・
その原因を探っていき1つ1つ解決していきたいと思います。
- ミルトンが必要な理由
- ミルトンを買ってはいけないといわれる6つの理由
- まとめ
ミルトンを買うのに悩んでいる方!ぜひこの記事を読んでみて下さい<(_ _)> 不安が全て吹き飛びますよ♪
それでは早速本文にいってみましょう
ミルトンが必要な理由
まずミルトンは買ってはいけないどころか絶対に買うべきものです。
それは哺乳瓶を鍋に入れて煮沸させたり、レンジで加熱する方法であると、セレウス菌やウエルシュ菌など高温・乾燥に強い細菌を倒すことができないからです。
こういった菌は哺乳瓶の洗い残し(汚れ)の部分で繁殖し、赤ちゃんが食中毒や感染症を引き起こす原因になりかねません。
ミルトンの成分や効果がめちゃめちゃ分かる☟
【ミルトンの成分と効果を徹底解説】哺乳瓶の消毒に120%使用した方がイイのが分かる!
熱消毒(煮沸や電子レンジ)と塩素消毒(ミルトンやミルクポン)の違いはなんなの?☟
【知らないとヤバイ!】哺乳瓶の消毒には消毒液(ミルトン・ミルクポンetc)が必要なワケ
ここまでの説明でミルトンは必要と分かっていただけたかと思います。ここからはなぜ『ミルトンは買ってはいけない』と言われるのか?
6つの理由を順番に説明していきます。
ミルトンは熱消毒に比べるとコストが掛かり過ぎるから
1つ目ですが、ミルトンは煮沸や電子レンジなどの熱消毒に比べて日々お金が掛かることです。
一番お得なミルトン錠剤60錠入りタイプで70円/日、月でだいたい2100円ぐらい掛かります。
費用面ご参考に☟
対して煮沸や電子レンジはガス代、あるいは電気代のみでほぼ0円になります。
しかし安全面を考慮すると薬剤の費用はケチるべきではないです。新生児の赤ちゃんの抵抗力は大人の3分の1程度なのでしっかり守ってあげましょう。
ここでどうしても家計が苦しいという方には、ミルクポンS顆粒タイプをおすすめいたします。筆者も愛用♪
これだと29円/日で、月にすると1000円いかないぐらいですので費用が抑えられます。
大手メーカーが出している商品を比較してみたところ、最強にコスパがイイ商品が分かった☟
【コスパ最強を教えます!】哺乳瓶の消毒液(剤)はどの製品が良くて安いの?
ミルトンは直接手に触れると危険だから
2つ目はミルトン消毒液に直接手で触れてしまうと、手荒れの原因なることがあげられます。
ミルトン液体タイプは主成分が次亜塩素酸ナトリウムで、原液濃度が10000ppm(やや中アルカリ性)と高いので触ると手が荒れてしまいます。
でも哺乳瓶の消毒に使用するのは、原液を希釈した濃度125ppm(弱アルカリ性)なので比較的安全です。
もし手についてしまっても洗い流せば問題無し!
もっと詳しく知りたい方はぜひ☟
【手肌の荒れが心配】ミルトンに浸けた哺乳瓶を直接手で取り出すのはアリ?ナシ?
基本的にトング(はさみ)を使って作業しますので、この正しいやり方を守れば手荒れをすることもないです。
このピジョンのはさみが最強☟
哺乳瓶の消毒に使うトングはピジョンを選べ!なぜミルトンのトングはダメなのか?【徹底解説】
ミルトンに哺乳瓶を浸けたあと残る水滴が危険だから
3つ目は哺乳瓶をミルトン消毒・除菌液に浸けて取り出したあと、水滴として残っている塩素成分になります。
この塩素の水滴が、赤ちゃんの健康に影響しないかものすごく不安です。
メーカーとしては哺乳瓶についた塩素を水で洗い流さなくても、ミルクと反応して塩になるから問題無いと言ってます\(^o^)/
ただ筆者としてはそれでは納得できるワケもなく、どれだけ哺乳瓶に残留塩素が残るのか実験をしてみました。
このミルトンから取り出した哺乳瓶に、塩素0の水を80ml※1.入れてこの濃度を塩素チェッカーで測定します。※1.新生児が1回で飲むミルク量
なんと結果は0.66ppm(mg/L)、国内の基準値が1ppm以下なのでまーまー高い数値になりました。
大人が飲む分にはいいかもしれませんが・・なにせ抵抗力の低い赤ちゃん。このままではちょっと抵抗がありますよね。
なので対策としては水で哺乳瓶をサッと洗い流して下さい。1回洗い流すだけで0ppmになりますので絶対にやるべし!
実験の詳細については☟
哺乳瓶についたミルトンは赤ちゃんに影響??消毒後そのままorすすぐべきか検証してみた
あと1回哺乳瓶を水で洗い流すことにより、塩素の臭いがかなり取れます。この臭いでミルクを飲まなくなる赤ちゃんがいるぐらいなので、絶対やった方がいいですね。
水で洗い流すことにより塩素独特の臭いがかなりとれます☟
どれが臭い?\ミルトン・ミルクポン・チュチュつけるだけ/消毒・除菌液の臭いを徹底比較♪
ミルトン原液や錠剤 & 作った希釈液を誤飲すると危険だから
4つ目は誤飲になります。特にミルトンの原液や錠剤を、そのまま飲んでしまう行為はものすごく危険です。
なのでチャイルドプルーフと呼ばれる、赤ちゃんが簡単に開けられないような機構が重要となってきます。
例えばミルトンの液体タイプならボトルの蓋を押しながらでないと開けられない。また錠剤タイプなら包み紙が手で切れないようになってます。
大人の筆者が実際やってみましたが、ボトルの蓋は回しにくいし、包み紙はいくら頑張っても手で切れなかったです。
じゃーすでに作り置きした希釈液はどうなの?ですが・・これは赤ちゃんの手が届かない場所に置いて私たち親がしっかり管理していく必要があります。
でもここで少し安心していただきたいのが、哺乳瓶に使う消毒液は低濃度で赤ちゃんが300mlを90日間飲み続けても大丈夫という試験結果が出てます。
誤飲に関して詳細はこちら☟ 対処方法までバッチリ載ってます
ミルトンを赤ちゃんが誤飲!コレって口に入っても大丈夫なの??対処方法が知りたい
ミルトンはハイターと同じ塩素系薬剤なので危険だから
5つ目は同じ塩素系の薬剤ということで、ミルトンとハイターを混合してしまっている人が多いです。両方共かなり危険!と思われがちですが全然違います。
ハイターの方が6倍ぐらいミルトンに比べて原液濃度が高く、かなり危険な薬剤です。
表に分かりやすくまとめてみますと・・こんな感じになります。
次亜塩素酸 ナトリウム濃度 |
成分 | ph値 | |
ハイター原液 | 6w/v% (60000ppm) |
強アルカリ性 | 13.2 |
ミルトン原液 | 1.1w/v% (11000ppm) |
弱〜中アルカリ性 | 11.3 |
ミルトン希釈液 (哺乳瓶消毒用) |
0.0125w/v% (125ppm) |
弱アルカリ性 | 9.3 |
ハイター原液はph13.2で強アルカリ性の次亜塩素酸ナトリウム溶液になってます。
対してミルトン原液はph11.3で弱〜中アルカリ性の溶液となってます。さらに哺乳瓶消毒用の希釈液だとph9.3で完全に弱アルカリ性領域となり、ハイターとは比較にならないぐらい安全であることが分かります。
ミルトンとハイターとの違いがめちゃくちゃ分かる!☟
ミルトンって体に悪いってホント?色んな角度から見て分かった真実( ゚o゚)ハッ
ミルトンは金属や木製の物を劣化させるぐらい強力だから
最後6つ目ですが、ミルトンは金属や木製の物を劣化させてしまうことから危険なイメージがあります。でも実はそんなことはないのです(*_*;
例えばステンレスの鍋にミルトンを入れると錆てしまう、また木製の食器をミルトンに浸けると腐ってしまうと公式サイトやその他ブログでもよく書かれています。
これはミルトンに含まれている塩素成分(酸化作用)によって起こることですが、すぐに金属や木を劣化させたりするレベルのものではないです。
ということでどれぐらいで錆びたり、あるいは腐ったりしてしまうのか?・・ステンレスのプレートと、木製のスプーンを実際ミルトンに浸けてみました。
ミルトン液体と錠剤タイプの両方でLet’sトライ。ちなみに濃度は500〜600ppmと哺乳瓶の消毒・除菌に使用する4倍ぐらいの濃度でチャレンジします。
そして気になる結果は、ステンレスのプレートは7日間ガッツリ浸けても全く錆びず!
木製のスプーンは浸けて1日経過後、水が少し茶色になってきました。特に腐っているというワケではなく、スプーン素材内部までミルトンが浸透している感じです。
実験内容詳細は☟
【知らないとマズイ!】ミルトンにステンレス金属や木製品を浸けても大丈夫なの?
他にもミルトン原液10000ppmに浸けてどうなるのか?こういったおもしろい実験もしてますよ\(^o^)/
紹介する6つの用具が必要になってきます。
まとめ:熱消毒では不十分なので・・ミルトンは『買ってはいけない』ではなく『買うべき』
今回はミルトンは赤ちゃんにとって絶対必要なのに、なぜ『買ってはいけない』と言われるのか?6つの理由について解説してきました。
本文で解説してきた通り少々コストが掛かっても安全を優先すべきですし、ミルトン自体の危険性はそこまで高いものではないです。
なので『ミルトンは買ってはいけないとか』表面的な噂に振り回されず、中身をしっかり理解した上で哺乳瓶の殺菌・除菌に使用していきましょう(‘ω’)ノ
ミルトンについてすごく勉強になったところで質問です。
私の勤めているこども園では最近おもちゃの消毒にすすがなくていいという理由でミルトンを使用しています。
もしピューラックスをミルトンと同じ希釈にした場合、同じように使用することは可能ですか?
次亜塩素酸ナトリウム液の濃度や分類の違いはわかるのですが、上記二つの薬剤の違いは濃度の他何になるのか教えて頂きたいです
哺乳瓶の消毒はもちろんミルトンを使用しています。
ぶしつけですみません
ほりにゃんさんこんばんわ初めまして
サイトを見てくださりありがとうございました<(_ _)>
【まずピューラックスが使えるかどうか?】
ピューラックス6%を480倍濃度に薄めていただくと、丁度ミルトン1.1%で80倍濃度と
同じになりおもちゃの消毒に使えます。※製造メーカーも問題無いと言ってます。
【ピューラックスとミルトンの違い】
1.成分の違いについて
ミルトン ➔ 次亜塩素酸ナトリウム+ph調整剤
ピューラックス ➔ 次亜塩素酸ナトリウムのみ
ピューラックスは水酸化ナトリウムに塩素ガスを加えて、次亜塩素酸ナトリウムを
生成してます。ミルトンみたいに添加剤は加えてません
2.殺菌能力
ミルトン80倍で120ppm ➔ ph9.3(弱アルカリ性)
ピューラックス480倍で117ppm ➔ ph9.1(弱アルカリ性)
実際に濃度ppmとphを測定したところ上記数値でした。
ともに弱アルカリ性の領域で殺菌能力は同じぐらいだと思われます。
3.ミルトンに1時間浸けた時のベタツキと臭い
ベタツキはミルトンの方がベタついてました。添加剤の影響でしょうか?
臭いはピューラックスの方が少しきつかったです。
違いはこのような感じですかね。ホントはもっと細かく成分分析をしたいのですが、
自宅では難しいです。
研究機関に送ればなんとか分析できそうですが、高額になる為なかなか実施できてません。
以上お役に立てれば嬉しいです。
ミルトンについてすごく勉強になったところで質問です。
私の勤めているこども園では最近おもちゃの消毒にすすがなくていいという理由でミルトンを使用しています。
もしピューラックスをミルトンと同じ希釈にした場合、同じように使用することは可能ですか?
次亜塩素酸ナトリウム液の濃度や分類の違いはわかるのですが、上記二つの薬剤の違いは濃度の他何になるのか教えて頂きたいです
哺乳瓶の消毒はもちろんミルトンを使用しています。
ぶしつけですみません