ミルトン

【手肌の荒れが心配】ミルトンに浸けた哺乳瓶を直接手で取り出すのはアリ?ナシ?

この記事のタイトルで『ミルトンは触っても大丈夫なのか?』と書かれている

こんにちは、執筆担当 & 子育て奮闘中のチャン太郎(旦那)です🐶

今回はミルトン消毒液に直接触れても大丈夫なのか?手肌が荒れたりしないのか?という疑問にお答えしていきます。

赤ちゃんの相手をするのに忙しいので、ついついミルトンに浸かっている哺乳瓶を素手で取り出してしまいそう💧 それよく分かります!

でも結論からいいますとこれは手や肌荒れの原因になったり、また手に塩素独特の臭いが残りますので止めた方がいいです。

 

というわけで・・実験をまじえながら調査していきましたので、これからミルトンの使用を考えている方にぜひみていただきたい内容となってます!

この記事を読めば安全に手肌を痛めることなく使うことができますよ♪

 

記事の内容
  • ミルトンの成分について
  • ミルトンを素手で触ると手荒れするの?
  • 手荒れを防ぐにはどうしたらいいの?
  • まとめ

 

それでは早速本文の方にいきましょう

ミルトンの成分について

試験管に成分分析をする薬品が入っている。

まずは手や肌荒れを議論をする前に、肝心のミルトンの成分(中身)について見ていきましょう。

ミルトンですが液体と錠剤タイプの2種類があります☟

ミルトンの液体と錠剤タイプが置いてある

これら液体と錠剤タイプで成分が異なってきます。

ミルトン液体タイプ

主成分が原液1.1w/v%※1.の次亜塩素酸ナトリウムになります。

※1.100mmlの水に1.1gの次亜塩素酸ナトリウムが含まれているとのこと。

そもそも液体タイプでは、原液を20倍の濃度500ppmに薄めて、手指や皮ふの消毒に使ってもイイと取扱説明書にしっかり記載されてます。

メーカーに問い合わせたところ、手指を消毒する際は20秒ほど500ppmの液体に浸けて、すぐに水で洗い流してくださいとのこと。普段アルコール消毒みたいに頻繁に使うものでは無く、病原菌が含まれる汚物処理をした後などに使用するみたいです

 

ここでホントに手指につけても大丈夫なのか?.. phを測定してみました。この測定数値を通じてどの程度危険かが分かってきます。

原液と500ppmの希釈液、さらに哺乳瓶を消毒する80倍(125ppm)希釈液の3パターンを測定。☞ミルトン液体の次亜塩素酸ナトリウムのphを測定してみた

【液体濃度】 【ph値】
原液 11000ppm 11.3
20倍希釈 500ppm
(手指・皮ふ)
10.1
80倍希釈 125ppm
(哺乳瓶・おしゃぶり)
9.3

 

旦那(チャン太郎)
旦那(チャン太郎)
希釈液はph9.3〜10.1で弱アルカリ性、原液はph11.3で弱〜中アルカリ性の消毒液になりました

 

ミルトン錠剤タイプ

固体の状態では、主成分がジクロル(ロ)イソシアヌル酸ナトリウムになります。これを水に溶かすと成分が変化し、次亜塩素酸水(次亜塩素酸溶液)が出来上がります。

 

ここで先程と同様にphを実測していきましょう。

まず取扱説明書通りに2Lあたり1錠を水に溶かして、濃度120〜140ppmの次亜塩素酸水を作ります。

このphを実測したところph6.3になりました。☞ミルトン錠剤の次亜塩素酸水のphを測定してみた

旦那(チャン太郎)
旦那(チャン太郎)
ph6.3は微酸性領域になってきます




ミルトンを素手で触ると手荒れの原因になるの?

荒れた手にクリームを塗っている

それでは次に先程phを測定したミルトン成分が、手荒れの原因になるのか?みていきましょう。

前章の調査結果から
  • 液体タイプの次亜塩素酸ナトリウム原液がph11.3
  • 手指の消毒に使う上記希釈液(500ppm)がph10.1
  • 同じく哺乳瓶の消毒に使う希釈液(125ppm)がph9.3
  • 錠剤タイプの次亜塩素酸水(120〜140ppm)がph6.3

調査結果で分かったph値を、強酸性〜強アルカリ性に分類して図示しました。

測定したph結果一覧

順番に解説していきます。

ph11.3 次亜塩素酸ナトリウム原液(11000ppm)】
弱〜中アルカリ性なので素手で触らない方がいいです。➔ 少しの間触れるだけでも手肌が荒れそう

ph9.3ph10.1 次亜塩素酸ナトリウム希釈液(125〜500ppm)】
弱アルカリ性に希釈したものは、あとで流水で洗い流すことを前提に素手で触ってもいいです。➔ 浸けっぱなしは手荒れの原因になります!

ph6.3 次亜塩素酸水(120〜140ppm)】
微酸性なので手についても問題無いです。➔ 私(肌普通)と嫁(肌弱い)で、1ヵ月間素手で薬剤を触ってましたが一切手荒れは無かったです。

※基本的に錠剤タイプは雑貨品扱いになりますので、薬機法上手指の消毒に使用してはダメです。

 

ただ次亜塩素酸ナトリウム希釈液でも、肌についたままでは手荒れの原因になりますし、一方の次亜塩素酸水は手荒れは問題無いですが、嫌な臭いが手に残ります。

旦那(チャン太郎)
旦那(チャン太郎)
直接手で液を触らずに、必ずトングを使うようにしましょう

これを見ればどんなトングがベストか分かります!ぜひ☟

【見ないと失敗します!】哺乳瓶の消毒液を作るのに必要な消毒容器とトング選びについて




まとめ:ミルトンに浸かった哺乳瓶を手で取り出すのはNG!トングを使用するのがベスト

ミルトンの溶液から、トングを使って哺乳瓶を取り出している。

ここまでミルトンの液体と錠剤による、手肌荒れについて解説してきました。

最後にまとめていきましょう。

成分 ph領域 ph値
液体原液11000ppm 次亜塩素酸ナトリウム 弱〜中アルカリ性 11.3
液体500ppm希釈
(手指・皮ふ消毒用)
次亜塩素酸ナトリウム 弱アルカリ性 10.1
液体125ppm希釈
(哺乳瓶消毒用)
次亜塩素酸ナトリウム 弱アルカリ性 9.3
錠剤120〜150ppm希釈
(哺乳瓶除菌用)
次亜塩素酸水
(次亜塩素酸溶液)
微酸性 6.3

 

まず液体タイプですが、原液は弱〜中アルカリ性なので素手で触るのは危険です。少しの間手肌につくだけでもダメージを受けそうです。

しかし20倍希釈(500ppm以下)の弱アルカリ性なら素手で触ってもOKです。ただ触ったあとは流水でしっかり洗い流しましょう。手荒れの原因になります💦

 

次に錠剤タイプですが、これは微酸性ですので直接手で触れても手荒れすることはないです。人の肌も弱酸性で保たれているので親和性が良く優しいです。

ただ薬機法上この錠剤から作られた次亜塩素酸水は、手肌に使用することができませんので注意が必要です。あと微酸性で優しくても手や肌につくと嫌な臭いが残ります💦

なのでこういったことから必ずトングを使うようにしましょう! 手に付かないのがやっぱり一番ですね(*‘ω‘ *)

 

今回の手荒れ以外にも、様々な角度からミルトンの安全性について検証☟

気になるミルトンの安全性を徹底解説♪むしろミルトンを使わない方が赤ちゃんにリスク!

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